ケータイ小説 野いちご

白いジャージ ~先生と私~

第1章
出会い

あれは、満開の桜の中での入学式。

体育館で、挨拶する先生を初めて見た瞬間に

恋に落ちた。


照れ臭そうな表情も、

低いよく通る声も、

すぐに寝癖がついちゃいそうなくせ毛も・・・


全部に キュン・・・ってしたんだ。


「ここで、一生忘れられない青春の思い出を作ってください」


そんな先生の言葉に、感動したっけ。


その言葉の通り先生は忘れられない思い出をたくさんくれた。

先生なんて勉強だけしか教えてくれないと思ってた私達にたくさんの大切なものを教えてくれたんだ。

本気で生徒の人生考えてくれる先生に会ったのは初めてだった。



残念ながら、私の担任は違う先生。

私の恋した先生、

『新垣和人』先生は、隣のクラスの担任だった。



私達の教室の横の廊下を歩く先生を、

いつも 見てた。


今日は、新しいジャージだ。

とか

今日から半袖だぁ。

とか、毎日毎日見てたよ。



見てるだけの恋。



誰にも言わず、ただひっそりと先生に恋してる。


『辛いだけだから先生なんてやめなよ』


そんな友達のアドバイスを素直に聞き入れることができないことがわかってたから。

だから、誰にも内緒で先生を想う。


誰になんて言われても、永遠の片思いでもいい。

先生を好きでいることが、私の幸せ。


誰かに反対されるくらいなら誰にも言わずに好きでいたい。

だってね、先生を知ってから毎日が輝いてるんだ。

学校が大好きなんだよ。


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