「気をつけてね..」
「なぁりあん」
?!
彼が話しかけてきた。
いつもは無言なのに。
とても嬉しかった。
「何?」
どうしたのだろう。
「りあん..妊娠...したか?」
え、、、、、
どうして知ってるの?
私の頭はパニック状態。
どうしよう。
どうしよう。
真実を言った方が良いのだろうか。
「な、なんでそんなこと言うの?」
「なんかちょっと前までトマトと梅干しばっか食べてたし、なんか体調悪そうだったし、お腹がなんか出てる気がするから」
。 。 。
嬉しかった。
彼が私のこと、心配してくれたから。
少しでも気にしてくれたから。
「そうだよ。妊娠..したの。」