六歳下の真琴とは彼女が三歳の頃に、近所の小さな公園で俺は友人と真琴はお義母さんと遊びに来たときに出会った。

ちょこまかちょこまかと俺たちの周りを彷徨く彼女の事を"真琴は一緒に遊んでくれる自分より大きい子どもが大好きなんだ"とお義母さんに声を掛けられ、一緒に遊んだあの日からの付き合いだ。

真琴とお義母さんと何度か遊んでいるうちに仲良くなり、自然と俺の母親と真琴のお義母さんが仲良くなったのを境に家族付き合いに持っていき今のような関係性を築き上げた。

三歳の頃から知っている身からすると、高校生になってからの成長の変化に戸惑い焦った。
小さな女の子から女性へと変化をしていく真琴を陰ながら見守っていたつもりが、自分が真琴のそばにずっと居たいと気付き彼女への好意を認識した。

誰かに取られてしまわないようにと、真琴のご両親に自分の気持ちを伝え最大級の協力者を得た。

あの日から14年の月日が流れた。
ここまでくるのに時間は14年も掛かったが真琴の事を考えたら必要最低限の日数だと思う。


彼女が誰かに取られたりしない様にたくさんの人の協力を得て、今此処にいる。



だからこそ、彼女を誰よりも幸せにする。