担任の田中先生が教室に来て朝のショートホームルームが始まる。

…のだけど、集中できるはずもなく…。


遥斗くんと登校した。
おまけに、家がお隣さん。

…ということを繰り返しては、頬が緩まないように堪える。

だってだって、嬉しい。嬉し過ぎて今なら空も飛べちゃうかも。

…飛べないけど、そんな気持ち。

初めてこんなに遥斗くんと話せたと思う。