【side 蓮】

 い、いつもの莉乃じゃない……。

 な、なんか、すごく幼くなった気がする。

 いま、莉乃がベッドで寝ている。

 そこに、周と俺がいる状態だ。

「ふぁ……あれぇ……おうち……?」

「ああ」

「わぁっ……にぃに〜」

「っ……」

「ぷぷぷっ、ちあわせ……!」

 ……!

「なぁ、莉乃、こんな時に言うことじゃないけど、」

「なぁに〜」

「俺と付き合って欲しい」

「っ!!!あ、あれ……!?私……ぎゃー!!熱!?熱だぁ!?み、見た!?私の幼い赤ちゃんみたいなっ……」

「「見た」」

 すると、ボワッと莉乃の顔が赤くなった。