玲音side



4限目が終わり、昼休みになった。
朝女子生徒を庇った時に打った所はまだ少し痛む。
だからと言って保健室に行って湿布を貼ってもらうと男装しているのがバレかねない。
授業中も同じことを考えていたが、結局同じ答えにたどり着く。





凛「玲音、あそこ行こう」


私の異変に気づいたように凛が声をかけてきた。
凄いね、誰も気づかなかったのに。