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カーテンの隙間から入ってきていた光でわたしは、起きた。



「おはよ、有季」



そう言ったのはやっぱりいつも通りわたしの布団に入ってくるせいちゃんだ。



「せいちゃん、またわたしの布団の中に……」



「あれ、いつもみたいに追い出さないんだ」



昨日、せいちゃんが帰ってしまったのが寂しかったわたしは、追い返すことが出来なかった。



横に寝ているせいちゃんがとても愛しく思えて、ハグしてみた。



「今日は、特…別……」