私は部屋に戻って頭を抱えてた。クソ。クソ。クソ。クソ。クソばかりだ。どうなっているんだ。このままじゃ間違いなく殺される。どうする。存在感を消さなければ、目立てば殺される。狂ってる。生存に投票したら空回りする。目立っている奴に狙い撃ちするしか無い。震えが止まらない。

「何か飲み物はいかがですか?」

「え、ええ、何かちょうだい」

震えが止まらない。私は私を抱きしめる。息も上手くできない。髪をクシャクシャに丸める。人間は不思議な生き物だ、こんなに苦しいのに今生きていると感じる。嗚呼苦しい。後1時間、後1時間で殺さなければ殺される。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。
呼吸はまだ整う事は無い。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。意識が飛びそう。

あいつら頭おかしい、ルールを理解してないのか、いや、理解してる上でやってるのか、人を簡単に殺すなんて、ここに閉じ込めてるかつも頭おかしい、なんで私が、ここから出して、なんで私が苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。意識が飛びそう。

狂ってる。

誰を殺す、票が集まりそうな人を当てないといけない。失敗は許されない。あくまで目立たないように、生き残らないといけない。