〈秋 side〉
『あなたのおかげで目が覚めたわ。こんな気持ち、早く捨てれば良かった』

俺はみーちゃんを怒らせて...。

『待ってみーちゃん...!』

『触るな。そしてもう二度と、その名で呼ばないで...』

...嫌われた...完全に。


「くっ...!なんでなんかことやったんだ!俺はただ、分かってほしかっただけなのに。好きな子悲しませるとかバカだろ。どれだけバカなんだ。俺は...!」

壁を殴り、怒りをぶつける北川。

「確かにお前はバカで愚かな奴だ」