ケータイ小説 野いちご

イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛

会長のご指名です
□あられもない予感





一睡もできずに朝がきた。


私が口にする酷い言葉を、じっと黙って聞いていた会長の顔が、頭から離れなくて。


さすがに、言いすぎたと思う。


言い返してくれたらよかったのに。

勝手にしろって、突き放してくれたらよかったのに。


私の心を、頑張って汲みとろうとするみたいに、会長はただ私を見つめていた。


その目が、忘れられなくて。


お母さんがバタバタとリビングで支度をているのを、ぼんやり眺めながら過ごす。


「あんたお弁当は?作んないの?」

ピアスを付けながら言うお母さんに、黙ったまま頷く。

「…行ってくるからね」

そう言って仕事へ出ていくお母さんに、片手を振った。


ああ、学校行きたくない。


でも、行かなきゃだよね…。



ため息をついて立ち上がり、支度をした。



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