どうしてこんなことになってしまったんだろう。


あたしは神社の敷地内に寝そべって、ぼんやりと木々を見上げていた。


隣りでは弘志君がタバコを吸っている。


さっきから何度も抱かれ、乱暴に扱われ、あたしの体はボロボロだった。


あちこちに擦り傷ができて、土がついて泥まみれ。


こんなことになるなら、弘志君を誘ったりはしなかった。


弘志君は処女の体が面白かったらしく、あたし自身には興味がない。


何度も抱かれれば体だって飽きてくるだろうが、それがいつになるかわからない。


「今度はお前が上になれよ」


一服を終えた弘志君が言う。


「え……」


あたしにとってはどれもが初めての経験だった。


だから弘志君はあたしに様々なことを要求してくる。


「2度も言わせるな!」


弘志君は怒鳴ると同時に拳を握りしめ、あたしの腹部を殴りつけた。


「うっ!」