【side 鈴】

 ジェットコースター、先輩俺の嘘泣きに気付いてたよな。

 ここのジェットコースターは結構怖いから、先輩に悪い事したなと一人で罪悪感を抱いていた。

 けれど、先輩は遊園地を満喫していた。

 それは微笑ましいが、内心安心をした。

 さっきまで泣いていたから……。



 そしてその後観覧車に乗ったりして、恋人らしいデートをした。

 帰りの車では、疲れたのか俺の肩に寄りかかって愛らしく眠っていた先輩。