警察に行くと決断したは良いけど、先生が「とりあえず、今日は休もう。」と言ってくれたから、ソファーでゆっくりしている。
………って、私、本当にココでお世話になって良いんだろうか。
他人で、しかも教師と生徒。
『助けてください。』なんて言ったけど、これからどうなるのか不安でしょうがない。
「優愛ちゃん。寝なくて大丈夫?」
「なんか、目が冴えちゃいました。」
「そっか………。あのさ、もし良かったらなんだけど、ちょっと出掛けない?」
急にそう言われて戸惑ったけど、頬の腫れも引いてきたし、私は頷いた。
「じゃあ、ちょっと待ってて。支度してくるから!」
先生は急いで部屋に入っていき、暫くすると出てきた。
「よし、行こっか!」
準備早っ。