太陽の光が射し込んできて、朝だって感じる。

肌寒い朝はお布団が恋しい。

それにまだ眠い……。


「アラーム鳴ってるけど起きなくていいの?」

「んぅ……」


いつもビシバシしてる若さんの声が、どこか柔らかく聞こえてきた。


「若さん……あと5分……」

「ぷ。誰と間違ってんの?」


さっきよりも近い距離で聞こえた声に、まどろみから静かに目を覚ました。