☆璃湖side☆


 涙…… 止まんない……

 

 自分のアパートの仕事部屋。

 机の前に座り
 両手のひらで顔を覆っている。



 わずかな手の隙間から流れおちる、
 大粒の涙。


 ヒックヒックと嗚咽がこぼれるたび

 瞳からとめどなくあふれてくる。



 
 傷つけちゃった……

 アミュレットのみんなを……



 誤解されちゃった……

 私がみんなのことを、見捨てたって……




 本当は私。

 アミュレットのマネージャーで
 いたかったのに……