それから、あっという間に2ヶ月が過ぎた。


慌ただしい毎日。


みんなも少しずつ新しい生活に慣れてきたようだった。


旦那はというと…


可愛い女の子が2人も来たからテンションが上がって、毎日、すごく楽しそうだ。


本当にわかりやすい人。


お義母さんも若い人と話して若返ったと喜んでいるし、それは本当に良かったと思う。


おかげで小言もあまり言われなくなった。


それから、川崎君。


私の不倫相手からは、毎日のようにメールが届いている。


適当に返してるのがわかるみたいで、川崎君のメールの内容が少しずつキツくなってきたような気がしてる。


「会えないのがつらい」って…


そう言われても、私は毎日忙しいから。


そのうち返事をする回数も減っていき、いつの間にか私の中から川崎君の存在自体が消えかけていた。


ごめん…


確かに勝手だとは思うけど、あなたといても私は…


『結菜ちゃん、今日のご飯何?』