ケータイ小説 野いちご

キス仲

求め合う
side.あずき





「ん、もう!ばか、ここ会社の前っ」


唯人は走ってくるや否や私に抱きついた。


他の人に見られたら恥ずかしいのに…っ


「じゃ早く帰ろ。今日は、」


と言いかけて止まった。


「…唯人?」

「今日も、あずきの家ね」

「今日もっていうかいつも私の家じゃない。」


唯人の家に行ったのは2、3回程だ。


私を連れて行きたくないのかな。


もしかして他に女でもいるじゃ…、ってそれはないか。


彼氏彼女が出来たらちゃんと報告するっていう約束だもん。



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