「なんだよ、死んだのか?」


ピクリとも動かなくなったミヅキを見て鬼が言った。


「死んじゃった~」


子鬼の1人が返事をする。


「なんだよ、それじゃ仕方ないなぁ。せっかくストップウォッチを用意したのに、このゲームは終了だな」


鬼の言葉に浩成が大きく息を吐き出した。


目にはまだ涙が浮かんだままだ。


終了の合図を聞いた子鬼たちが、一斉にミヅキの体に食らいつき始めた。


とうとう3人になってしまった。