7日目。

残り3名。


教室はがらり、としている。



「誰が……。最後の1人になるんだろうね」



朋香が呟く。



「死にたくもないけど、残りたくもないよね」



ピピッ!



『順番に女子トイレへ』



メールに書かれている順番は、朋香、美琴、私、だった。



『最後のゲームを始めようか』



朋香は携帯を握り締め、立ち上がった。


その足は震えていて。

手も震えていて。


朋香が最後になにを言って教室を出て行ったのか、分からなかった。