……次の日、朝から雨がどしゃ降りだったため、学校に着いた頃には靴下がびちょびちょになってしまった。



私は念のため持ってきていた替えの靴下に履き替え……さっそく、蛍がさっそく私の机へとやってきた。



「昨日は瀬那先生とどうだったの?」

「え……?」



私にしか聞こえない小さな声でしゃべる蛍。



「だって最後2人きりだったんでしょー?なんかあった?」

「な、なんかってなに?なんもないよっ?」

「あれれれ?珍しく焦ってない?」



蛍はなんでなんかあったってわかるの……⁉︎

これが親友の力⁉︎



誰かに聞かれたら誤解されると思い、私も必死に小声で話した。



「隠したって無駄だぞ。私にはわかるんだからなー?」

「え……?」

「つむぎさ、瀬那先生のこといつも目で追いかけてる」

「いやいや、そんなことないよ……」