「 ── 同じだ…!!同じクラスだよ伊吹!どうする!?ねえやばくない!?

あ、ユキとユウリくんもいる!」





私は伊吹に抱きついてクラス替え掲示板を指さした。




「くっつくな暴れるな重い離れろ」




なんて、抱きつく私をひっぺがす冷たい伊吹。




もうちょっと喜んでくれてもいいのに。




「あ、やばい置いてかれてる!ちょっと待ってよ伊吹!一緒に行こうよ!」




走ってその背中を追いかけると、突然とまる。




(ん…?)




「お前は朝だけで何分俺を待たせたら気が済むんだ!もうすぐHR始まるっつの、結局寝坊しやがって」




「いたたたた」




くるっと振り向いた伊吹は私の鼻をつまんでかるくひっぱった。




まったく、すぐ手出すんだから!!