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そんな楽しい時間が打ち切られたのは、6時間目が終わって間もなく……


————ドガッ!


激しくドアを蹴り飛ばす音と共に、見慣れた顔が近付いてくる……


……あ、


「お前っ……ここで何やってるっ!」


すごい勢いで佑影があたしを怒鳴りつけた。


「……てめえッ……」


すぐに視線を横にずらし、湧人をその目で威嚇する……


「……美空? ……誰?」


「あ〜、こいつは……」
「——オレの女だッ!」


あたしが答えるより先に、佑影は言葉を叩きつけた。


「……オレの、 女……?」


「フザけた真似しやがって! てめえ人の女に何してる! 誰だか知らねえが、コイツに手え出して只で済むと思うなよッ……!」


佑影はこれでもかと湧人に詰め寄って、怒りを露わに責め立てる……


「今度こんな真似してみろッ……その時はオレがお前をボコボコに——」

「——佑影っ!!」


————バコンッ!


気付けば、あたしは上履きで佑影をぶん殴っていた。


「もうっ! 湧人に何するのっ!」


——バコンッ! バコンッ!


なんだかすごくイライラして、ずっと殴り続けてる……