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「…あれ。おまえら、揃ってどっか行くの?」





春休みの初日は、早速午前中だけ部活。

昼前には終了し、練習着からジャージに着替えて、身内だけ正面玄関口に集合した。



身内というのは、颯太と輝樹、チカ。

それに、マネの美森と川村。

一人だけ本日オフの野球部の陣内は、後程待ち合わせして合流。



そう。

本日は、俺んちへのご招待の日。



とりあえず、サッカー部面々みんな揃ったところで、バス停に向けて出発。

…しようとしたら、俺の幼なじみであり、一つ上の先輩である瞳真くんと出くわした。

隣には彼女であるせづマネも一緒だ。



「水口さんおつかれっすー」

「せづマネおつかれっしたー」

「お疲れ。これからごはん食べに行くの?仲良いね?」

せづマネは、俺達が集まっている様子を見て嬉しそうに笑っている。

その中に、新入りの川村もいたからだろうか。



「そうでーす。これから濱岡屋ラーメン食べて伶士んち行ってきまーす」