「あれ?そういえば篠本くんは?
楽しみにしてる感じだったけど・・・」


「誠ならちょっと遅れるってよ、
11時くらいになるんじゃねーの?」


「・・・ふーん?」


「いいからいいから!早速作ろうよ!
タコパ、タコパー!」


え・・・


「今から作るの!?」



「何言ってるの当たり前でしょ!?
さぁ!材料を用意して―――!」


「でも、まだ何も買って来てないよ!?」


「え!?・・・今なんて!?」


「だから、まだ何も用意してないんだけど・・・」


「そ、そんな・・・!」


彩は昨日と同じように
リビングのテーブルに突っ伏した。