ケータイ小説 野いちご

懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

七夕のサプライズ

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「どうしたらいいんだろう」

アパートの六畳間に私のそんな声が漏れる。一目惚れして買った白いシングルベッドに寝転がり、胸のモヤモヤと戦っていた。

あの日の帰り際、副社長から連絡先が書かれた紙を手渡されたが、連絡すべきか決心がつかずに放置してしまい、日が経てば経つほど、連絡はしづらくなってきている。

せめてもの救いは、あれ以来副社長が私の部署に顔を出さずにいることで、副社長とは顔を合わせてはいない。勿論、アネッロにも行きづらくて、通えていない。

そろそろマスターのオムナポリが食べたいっていう禁断症状が出始めてきていて、自分でナポリタンを作ってみたものの、私が作るナポリタンなんてマスターの作るナポリタンの足元にも及ばない。

さてさて、この欲求をどうすれは良いものか。

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