ケータイ小説 野いちご

懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

天の川の誓い

それから一週間が過ぎた。妊娠が発覚して変わったのは、少しだけ前向きになれたこと。

借りていたアパートを引き去り、このマンションも出ようと決意した。そして、会社にも退職願いを出そうと思い、春日井さんに連絡を取った。

とにかく妊娠のことは、彩瀬家の誰にも知られてはいけない。だとすれば、ここに留まるのは危険だ。しばらく田舎にある祖母の家に行こうと思っている。

マンションで荷造りをしていると、部屋のインターホンが鳴った。

荷造りしていた手を止めて、モニターの方へと向かう。

モニターに映るのは、春日井さんの姿だった。きっと、頼んでいた退職願いや必要書類を持ってきてくれたのだろう。

「今、開けます」

モニター越しにそう言って、玄関へと向かった。

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