ケータイ小説 野いちご

君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~

彼の想い

「ここ・・・」
病院の診察が終わると、海璃は私に内緒で予約をしたという場所に連れてきてくれた。
車をとめて、助手席のドアを開けた海璃。

車を降りる前からここがどこなのか、私にはわかる。

そこは有名なジュエリーショップ。

記念日だったかな・・・慌てて考える私に海璃はドアを開けたまま微笑んで見ている。
「え?なに?」
私以上にいろいろな記念日を覚えている海璃。

何か記念日だったかと過去の記憶をさかのぼる。

「指輪、買いに来た」

思考を巡らせている私にそう言った海璃。
「へ?」
「行くぞ。」
海璃が私の手をひいて、車から私を降りさせる。

< 141/ 309 >