「んっ····う」




意識が戻り、重いまぶたを開く





「·····は!?」




え、なんですかね





この視界に入るピカピカの天井は




しかもここベッドの中じゃん




11年振りかも




ベッドに入ったの





いつもベッドとは言えない硬い台の上で寝てたもん





あったかーい





「おい、起きたか」





「ぎにゃぁっ!!」





び、びっくりしたァ




突然声をかけて·······誰だ?





「ぎにゃぁって······猫かよ」





肩を震わせて下を向いてる男の人





ちょっと失礼じゃない?





でも多分この人は私を助けてくれた人





······ほおって置いてくれたら死ねたかな?