ケータイ小説 野いちご

孤独なお姫様

5章
現姫の事実

会食パーティーの後、なんだか旭陽の様子がおかしかった。
何か聞きたそうな感じだったけど、気づかないフリをした。
言いたいことあれば言えばいいのに。

ー次の日
今日は蓮じゃなくて湊に迎えに来てもらった。
学校に着くと蓮たちはまだ教室には来ていなかった。
なんだかいつもと違う風景が目に入った。
いつもなら軽蔑の目を向けられるけど、今日は違う。
…なんていうか、好気の目みたいな?

「「ねえ知ってる?莉子ちゃんが美咲ちゃんのこと虐めてたみたいだよ」」
「「騙してたってこと?サイテー」」
噂が次から次へと聞こえてくる。
もしかして…蘭龍のみんながバラまいたの?
いや、だとしたらみんなはもっと前から知ってたからバラすなら、今じゃないはず…。

湊「…なあ美咲、噂晴れたんじゃね?」
『そうみたいだね。』

ガラガラッ
莉「みんなおはよう〜!」
するとそこに莉子ちゃんが教室へ入ってきた。
シーン
案の定、静かになる。聞こえるのは噂だけ。

莉「え〜ちょっとなに?みんなどうしたの?」
戸惑う莉子ちゃん。

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