ケータイ小説 野いちご

孤独なお姫様

4章
距離

昨日は学校を休んだ。
雨に濡れたせいか、風邪を引いたから。
スマホには白龍にみんなから電話やメッセージが来ていた。
蓮にメッセージで
『風邪引いただけだから。迎えも来なくて大丈夫』
それだけ送信して、静かに電源を切った。

ー久々に歩いて学校へ向かう。
いつもはみんながバイクで送り迎えしてくれるから、とても長く思えた。
学校に着き教室へ入ると、案の定白龍のみんながいた。

「「今日は1人できたらしいよ」」
「「とうとう白龍にも見捨てられたってこと?」」
「「いい気味w」」
こそこそ話まで聞こえる。
…なにも知らないくせに。
白龍のみんなと席が近いから嫌でも近づかなくてはならない。

蓮「…少し時間あるか?」
席につくなり、蓮が話しかけてきた。
『悪いけど、私は話すことなんてないから』
目も合わせずに冷たくきっぱり断る。
ごめんね…。みんなに裏切られるのが怖くて今はまだ話したくないの…

そういうと、諦めたように大人しく席に座った。

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