ケータイ小説 野いちご

孤独なお姫様

4章
蓮side

ー蓮sideー

『美咲ッ!』
バタンッ
叫んだ俺の声は美咲に届くことなく、消えた。

しばらく静寂が倉庫内を支配していた。
類「…信じてあげられなかった」
そのムードを壊すように類が口を開いた。
類「美咲は俺たちのこと信じてたのに…結果的に俺らが決めつけて裏切った」
そうだ…。美咲は誰よりも裏切られることに敏感だ。
だから俺たちが少しでも疑ったときにわかったんだ。

奏「…俺たちはなんてことを…」
美咲を疑って傷つけてしまったことをひどく後悔した。
湊「美咲泣いてた…」
春「わりい、俺が話変えたから」
『春樹は悪くねえ…あした、美咲に謝るぞ』
全員が大きく頷いた。

だが、次の日美咲は学校を休んだ。
…ちゃんと謝ろう。俺たちは決心して美咲が来るのを待った。

< 185/ 258 >