「え、一緒に帰らないって言われたんでしょ?」


昼休み終わり、みっちゃんの元に行き、報告をした


「言われたよ?」


「なんでそんなに元気なのよあんた」





「私はいつも元気だよ?」


「いやいや、落ち込まないの?」


落ち込む?


「ずっと一緒に帰らないって言われたんでしょ?」


「だって相手は多岐くんだからね!普通にいかないことは承知の上さ!」


「…まじか…つ、強いね」


さんきゅ!


「でも…だったら何すんの?付き合ってんのにいつ話したりすんの」


ん?


それは、別に学校じゃなくても


デートとかメールとか…


あ!



「私連絡先知らないや!」


「はぁ」


「デートするにも何するにも連絡先知らないのは不便だよね!放課後聞いてくるよ!」


「…ひなた」


「ん?」


「もし、連絡先教えてもらえなかったら…私に言って」





「わかった」


なんだろ


連絡先知ってるのかな


いやそんなわけないか


だってみっちゃんは多岐くんのこと嫌いっぽいし


早く素敵な人だって教えてあげないとね!