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「ねーっ!」


「あーっ?」


「どこ行くのーっ?」



ビュンビュンッ!!!


自転車とは思えないスピードで、郁己くんのこぐ自転車は狭い路地を突っ走っている。



「いっ、ひゃーっ!」



その後ろに乗せられてるのはあたし。


カーブでも衰えないスピードに、思わず絶叫。