—奏side—

「よーし、テスト返しだ~!」

「機嫌…直ってる。」
「だって、昨日花月と仲直りしたもん♪血ももらえたし。」

「奏も血、吸ったのか…。」

「すごーく甘くて美味しかったよ。蕩けてた花月も可愛かった。」
「蕩けてなんかないです。」

必死になる花月はかわいい。いじめて自分のものだけにしたくなる。

僕ってドSなのかな?

「お前って、意外と変態?」

「劉磨さん、怒りますよ。」
「全然怖くないね。」


劉磨、花月で遊ぶの楽しそう…。まあ、その気持ちはよくわかる。花月は感情表現苦手だけど本当は素直だから反応が面白い。


「劉磨さんも桃瀬さんも嫌いです。聖さん、行きましょう。」

「ごめんってば。」
「許しません!」