あれから、はるちゃんのテストも終わり、

何回かれいちゃんも遊びにやってきて、

あっという間にはるちゃんの文化祭の日。

いつもの6人で待ち合わせして、

はるちゃんたちの学校に向かう。

「桃奈今日いつもと違うな。」

洸のセリフに、

待ってましたとばかり食いつく私。

「当たり前!今日ははるちゃんのお姉ちゃんとして少しでも自慢できるお姉ちゃんでいたいの!」

いつもは適当な髪の毛も、

髪をいじるのが得意な晴翔にしてもらって、ふわふわのポニーテールに!

お化粧もうっすら綾にしてもらったし、

今日の私はいつもよりはきっとマシ!

「ふーん、遥だけ?」

洸ははるちゃんのことを遥って呼び捨てにしてたな、そういえば!

「もちろん、れいちゃんも!れいちゃんもはるちゃんも人気者なんだろーなぁ〜!少しは話せるといいなぁ〜!」

スキップしそうな私に、

「れいちゃんね…」

と洸の呆れた声。

気にしない!

最高に楽しみだから!