ケータイ小説 野いちご

不良男子は溺愛体質

episode*02
遅すぎた自覚





昨日は、なんであんなにドキドキしていたんだろう……。


結局、ドキドキの正体はわからず終いだった。

ただ、原因を考えていると寝付けなくなって、いつもより早く学校に来てしまった。

寝不足だから、あくびが止まらない……ふわぁ……。


教室について、自分の席に座る。

男の子からの視線を感じて、下を向いた。



「杉宮さんがひとりとか珍しくない?」

「いつもミナちゃんの鉄壁の守りがあるからな」

「声かけてみようぜ……!」



な、何かこそこそ言われてる気がするっ……。

や、やっぱり、男の子は怖いっ……。

ミナちゃんが来るまでお手洗いに逃げ込もうと考え始めた時だった。



「杉宮さん」



知った声に、顔を上げる。



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