ケータイ小説 野いちご

世界で一番、きみが「好き」

第二章
会えない時間



* * *

翌週の朝。
いつものように和くんと登校中。

「あ、そうだ。柚に言わなきゃいけないことがあるんだけど」

改まって言う和くんの表情が、いつもと少しだけ違うように見えて、どうしたんだろう、と思っていると。

「三週間くらい生徒会の手伝いで朝、迎えに行ってやれないんだ」

「えっ……」

和くんの言葉に驚いた私は、足を止めてその場にピタリと立ち止まる。

ちょっと待って…。

今、生徒会の手伝いって……

しかも、三週間も一緒に登校できない…?

そんなの今世紀最大の危機だよ……。

私はいまだその言葉が受け入れられてなくて、瞬きを繰り返す。

「和くん生徒会入ってなかったよね…?」

私の知る限りでは、和くんが生徒会に入ったなんて聞いたことがなかった。

それなのに突然どうして…

「今、人数が足りないらしくてさ」

「人数が…?」

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