ケータイ小説 野いちご

【短編】僕の本気

僕の本気
side.茜




──放課後。



もちろんるい君とは一緒に帰れないので、さっさと帰ってるい君の家に今日は行こうと思う。


「あ、待って小林さん」

「浦くん」

「今から暇?今日のお礼したいんだけど」

「あ、ノートの?全然いいのに!」


ノート貸しただけだし気にしなくて大丈夫なのに。


「いいから、ほらあの商店街のシュークリーム食べに行こうぜ」

「あ、でも浦くん部活は?」


確かサッカー部だったよね?


「今日は休み。ほら行こ!」


売り切れる前に──、と言って私の腕を掴み歩き出した。



< 34/ 51 >