「明梨ちゃんって、もしかして……」



え? 何?

私が雅にドキドキしてること……

バレちゃった?






「俺にドキドキしてくれてる?」




ひゃっ!

バ…バ…バ……バレバレだし……


どうしよう。

なんてごまかそう。

こういう時は、開き直っちゃえ。



「ドキドキしちゃうに決まっているよ。だって私の目の前にいるのは、アミュレットの雅くんだよ。女の子ならみんな、心臓がバクバクしちゃうに決まってるでしょ?」


「じゃあ俺がアイドルじゃなかったら、ドキドキしてくれないってこと?」


「……え?」