翌朝、瑠樹くんの腕の中で目を覚ました。

あれ…いつ、寝ちゃったんだろう…それに、

「…な、なんで上だけ脱いでるの?しかもなんで瑠樹くんも─︎─︎─︎─︎」

「莉子ちゃん、起きた…?おはよう」

「お、おはよ…」

なんで、普通なの…私はこんなにドキドキしてるのに…。

「……んっ…」

彼は私に指で触れると動かされる指に反応して、「んんっ…」と声が漏れてしまう。
私は必死に声を抑えていれば瑠樹くんに、唇を塞がれた。

「…誘った莉子ちゃんが悪いんだよ。俺がどれだけ好きか、分かってもらわなきゃ」

「えっ…待って…んんっ……」

「ずっと待ってた。だからもう、待てないから」