この人は…どんな反応をするんだろう。


追い出す?利用する?殺す?


近藤「…翔太、今まで辛かっただろう
俺は翔太のお父さんなんだ。
これからは頼ってくれ…」


…こんな僕をそばにおいてくれるの?


翔太「気持ち悪くないの?
追い出さないの?
利用しようとしないの?
殺さないの?」

近藤「俺たちはそんなことしないよ。」


そっ…か、


翔太「障子の向こうにいる人も?」


近藤「障子?」


沖田「あれ?バレてたんですか?」


土方「だから言ったのに。」


藤堂「気になっちゃって…」


永倉「悪気はないんだ!」


原田「すまん!!」


斎藤「すまない。」


近藤「みんな聞いていたのかい。」


藤堂「俺たちは翔太を追い出したり、
利用したりしないぜ!」


原田「もう俺たちの弟だからな!」


永倉「あぁ!大切な弟だ!」


斎藤「いつでも頼れ。」


沖田「いや〜、弟欲しかったんですよね〜」


土方「お前は仲間だ、」


近藤「みんな翔太を拒んだりしないよ。」



翔太「うぅっ、僕っ、こんなに優しくされたの初めてでっ、こんな時なんて言えばいいかわかんないっ!」


土方「ありがとう。でいいんだよ」



翔太「みんなありがとうっ!」


翔太は笑顔だった。


幹部に仲間だと、家族だと認められて

嬉しかったのだ。