ケータイ小説 野いちご

ねえ、知ってる?【上】




 コンプレックスだったそばかすも、コンシーラーを使うとだいぶ消えることに気が付いた。


 自分に自信を持つだけで、こうも可愛くなれた気がすることも初めて知った。


 肌の手入れも研究して、保湿をすることに気を遣った。


 毎日自分が少しずつ「女の子」になっていく気がした。


 今まで一度も自分を磨くための努力をしたことがなかったので、簡単なことばかりではなかったけど楽しかった。


 変わっていく自分にワクワクした。


 もうあの頃の暗い私はいない。


 大学生になった新田苗は、新しくなったんだ!


 私は期待に胸を膨らませながら、学校までの道を急いだ。



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