ケータイ小説 野いちご

ねえ、知ってる?【上】

② 好きになっちゃった
「気になってる」




「今日は暇だね、苗ちゃん」


「そうですね! ずっと忙しかったのでなんだかほっとしました」


 もう夕食時ということもあり、店内には学生がチラホラいるくらいで至って落ち着いていた。


 そのおかげで私は雅暉さんに少しずつドリンクの作り方を教わることが出来た。


 ゴールデンウィーク中は忙しくて私が入ると邪魔になってしまうと思っていたので、厨房にはあまり入らずにホールを専念していたのだ。


 ドリンクの作り方を教わって試飲したりしていると、飲食店でアルバイトをしているという実感がわいてきてとても楽しかった。


 時計を見ると、もう七時前になっていた。




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