ケータイ小説 野いちご

キミが可愛くてたまらない。

01*私の幼なじみ。
突然の告白*side真由


キーンコーンカーンコーン。

6限目の終わりを知らせるチャイムが校内に鳴り響き、教室には歓喜の声があがる。

「やっと終わったー!」や「帰れるー」と口々に言っているクラスメイト。

 教卓に立つ先生には申し訳ないけれど、私も今日ばかりはため息をつかずにはいられなかった。

なんだか、すごく疲れた1日だった……。

朝、中崎くんに告白されてから、ずっとぐるぐる考えていた。

返事はいつでもいいって言ってくれたけど、あまり待たせてはいけないよね……はぁ……。

教室に戻ってきたあと、夏海ちゃんがずっとニヤニヤして問いただしてきたし、それに……。



「こ、こうくん、帰ろっか」

「ん? ……うん」



……あれからなぜか、こうくんはずっと元気がない。

いつもテンションは低いほうだけど、今は低すぎる。というより上の空って感じだ。



「……」



き、気まずい……っ。

2人で家までの道を歩いている途中。

いつもなら何かしらの会話があるのに、今日は無言でずっと重苦しい空気が流れていた。

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