「おはよ、凛花」



「おは、おはようございます」



朝陽を浴びて、キラキラしている遥先輩があまりに眩しくて、思わず目を細める。



遥先輩の輝き度数が、なんだかとんでもないことになっている。



目はチカチカするし、心臓はドキドキするし。



遥先輩も少しそわそわしていて、恥ずかしくてたまらない。



「昨日さ、俺、あんまり寝れなかった」



「え? どうして?」



「嬉しすぎて」



「あ、うん」



は、恥ずかしい。ものすごく、恥ずかしい。



なんだろう、これは。



遥先輩のキラキラオーラも秒で倍増してるし、もう眩しすぎて遥先輩を直視できない。



車のなかでも恥ずかしくて照れ合っていたら、あっという間に学校に到着してしまった。