昼休みの屋上で、
遥先輩と並んでお弁当を食べる。


空にはプカプカ白い雲。


「凛花、これ、また作ってきて」


お弁当を手にした
遥先輩をぼんやり眺める。


「この肉巻きも、美味い!」


「ん、良かった」


「卵焼き、甘いバージョンも食ってみたい」


「うん」


「凛花のことも、今すぐ食いたい」


「ん」


「ってことで、押し倒してキスしていい?」


「ん?」


ゆっくりと近づく遥先輩の顔を
ぼーーっつと眺めていると、