「とりあえず部屋割りは他のヤツと合流してから。
荷物置いたら着替えて海行くよ」
友樹くんが案内してくれた別荘から海水浴場までは目と鼻の先。
すでに服の下に水着を着てた笑美さんは、早々に海に向かっていった。
「友樹くん、
着替える場所借りたいんだけど…」
「テキトーにその辺の部屋使ってくれていいよ」
「ありがと…」
あれだけ友樹くんと一緒は嫌がってた芽依も、友樹くんの猛烈なアタックに満更でもなさそう。
私も着替えなくちゃと思って、友樹くんに許可をもらって、芽依が入っていった隣の部屋で着替えさせてもらうことにした。
「柚」
「ひぇっ!!」
部屋のドアを閉めようとしたら、蒼がドアの隙間に足を挟んできた。
「あ、危ないじゃん!!」
怪我するよ!?