ケータイ小説 野いちご

別れの朝

別れの朝


庭の隅にひっそりと横たわる君

君の命は後、幾日だろうか

別れが来るまで付きっきりで居たくて
暇さえあれば君をカートに乗せて
歩き回ったね

学校に行くとき、帰って来たとき
君をなでるのも毎日の日課になっていた
そのなでる手から伝わってくる温もりが君の生きてる証

でも、別れがいつ来るか君はしっていたんだね

おはようといつものように手を差し出すと
君は差し出された手に噛みついた

驚いた私はびっくりして叩いてしまった

学校から帰って来たら庭の隅に冷たくなった君がいた

私は君を抱きしめ思いっきりごめんねと泣きじゃくってあやまった

最後のあいさつをうまく表現できなくてあんなことしたんだね

ごめんね、ありがとうね

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