ケータイ小説 野いちご

仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。

心の傷跡と悲しみに、曇り空。


「あいつ、今日も来てるよー」


「懲りないねぇ〜」


今日も暇なやつらだ。今日も来てるって来るに決まってるでしょ?

学費払ってるんだからちゃんと来るに決まってる。来なかったら単位落として留年しちゃうかもしれないし……そんなのお金を溝に捨てるようなものだ。


「だけどさ、月輝の人も早く“制裁”しちゃえばいいのにねぇ」


「ほんと、ほんと〜!! そしたら私たちも手出せるのに」


“制裁”って……なに?
私、何も悪いことしてないんだけど。

そんなこと……制裁なんてされるようなことは絶対にしてないし、手を出せるって……。

今だってアイツらがいないところでやってんじゃんか。

しかもさ……いつも、あなたたちの声聞こえてます。








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