ケータイ小説 野いちご

密室でふたり、イケナイコト。

◆隣でウワサの同級生




「瑞稀っ!!
古典の教科書、貸してくれない?」


「あはは、瑞稀ってば相変わらずだね!」



ーーー駅で春名ちゃんと、バッタリ会ってから数日。


毎日のように、うちのクラス……

いや、正確には成宮のところへ、隣のクラスから毎時間のように遊びに来る春名ちゃん。


今だって、待っていたかのように成宮が登校してきてすぐにやってきた。


―――まるで、わたしが成宮に話しかける隙も作らないかのように。


教室では目立つから、元々ほとんど話さないけど……


あれは、見てて……つらい。



「ゆずき、あの子また来てるよ」


「ゆずちゃん、成宮くん取られちゃってもいいの!?」



「…………」



はぁぁぁ………

なんて、お似合いの2人なんだろう……


聞いたところによれば、成宮と春名ちゃんはどうやら小、中が同じらしく、とても仲がいいらしい。


知らなかった……

あんなに美人な女友達が成宮にいたこと。


そりゃあ、女友達くらい、1人や2人いてもおかしくないよね。

いくら女嫌いって言ったって、そんな小さい頃からの知り合いだったら、仲良いのも頷けるし。


< 184/ 380 >